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ブログ : 2014年10月

乳幼児期の一歳未満の時期の歩き始めは大変危険です

親心として お子さんには早く大きく育ってほしいと願うものです。
しかしながらその親心が逆にあだとなってしまうケースのこわーいお話です。

赤ちゃん誕生後、首もl腰もすわったら次はハイハイ 歩いてとご家族の皆さんは期待を込めて見守ります。
周囲のほかのお子さんより少しでも早くできるようになると「さすがはうちの子」などと目を細めたりもします。

ところがそこに重大な落とし穴があったりします。

生まれた時の赤ちゃんの脚はO脚の状態で、2歳くらいでまっすぐになり3歳半くらいでX脚へと成長につれて変化してゆきます。
その後6歳くらいで軽いX脚の状態で安定します。

ところが1歳未満の時期に歩行を始めると、O脚のままで固定してしまい、年齢を経るにしたがって変形性膝関節症を発症する
恐れがあります。 

これはブラウント病と呼ばれるもので、脛(すね)の骨が曲がって成長する症状です。
臨床足装具学 P53 より(Thomas C.Michaud著)医歯薬出版株式会社刊

いずれにせよ骨格も筋肉も準備が整っていない1歳未満の時期に、無理に歩行をさせるのは控えた方がいいようです。



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