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ブログ : 2017年4月

首や背中をバキバキ鳴らす

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首や背中がムズムズして、「バキ!」と鳴らすとスッキリするあなた。
確かにその瞬間にスッキリしますが、すっきりした効果以上に大きなダメージをうけています。

(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果を
 お約束するものではありません。)

バキバキ.jpg

日常的に繰り返している方の骨格を見ると、激しいいずれが背骨全体にいきわたっています。
その瞬間の音自体は「クラッキング音」と言われて関節包から発する音で、指の関節を鳴らすのと同じ原理です。
ただその仕組みは完全に解明されてはいないようです。

NEWSWEEK 「いまだにナゾだった関節がポキっとなるメカニズム・ついに解明に近づく」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-9884.phpを参照

しかし関節の仕組みを無視して無理な動きを繰り返すことでズレとゆがみを起こし、さらに鳴らさずにはいられない状態に陥るまさに悪循環の状態です。
背骨の歪みは更に骨盤の歪みにつながり、次第に背骨の湾曲に応じた骨盤に変化してゆき、さらなる歪みをひき起こす腰痛の循環が始まります。

鳴らしたい衝動に駆られている方は、それ以上悪化しないうちに骨格の矯正をしましょう。
(2019年2月3日加筆)

 

うつぶせ寝は首への拷問です

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子供のころからの習慣でうつ伏せでなければ寝られない方がいますがそのような皆さんにとっては
残念なお話です。

(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果を
 お約束するものではありません。)

うつ伏せ寝はメリット・デメリットそれぞれあります。
仰向けで寝るのは人類だけですが、ほかの動物がうつ伏せで寝るときは四肢を折りたたんでその上に寝ますので完全におなかを地面につけて寝る事はしません。

おなかを地面につける姿勢は首が真横に向きますので、長時間続けていると骨格にはかなりの負担になります。

うつ伏せ.jpg

更に枕が硬く、高さも高い(薬指の長さ以上)場合、頸椎は不自然な角度に変形しますのでズレや歪みが発生します。
頸椎1番にズレが起きると顎関節症や自律神経失調などをひき起こし、頸椎の他の部分のズレは目・耳・鼻・口などの異常や、肩こり・頭痛・めまい・吐き気などもひき起こします。
そのズレはやがて背中から骨盤まで達し、腰痛を発症します。

尚、頸椎のズレが強く椎体が癒着している場合、ずれが邪魔をして骨格は矯正を受け付けません。
これはムチ打ちと同じ状態になります。
 
中には腰の痛みが強くて上向きに寝られないことがありうつ伏せで寝ると骨盤は前方に変位しますので少しは楽になりうつ伏せでしか寝られない方います。
しかし首への負担は変わりませんので、歪みの悪循環におちいります。

この時点ではすでに自然治癒力は失われていますので、それ以上の進行を防ぐためには一刻も早く骨格矯正を行う必要があります。

(2020.10.27加筆訂正)
 

ごろ寝 それは悪魔の誘惑

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”ごろ寝” ・・リラックスの代名詞のようなこの姿勢、テレビを見ながらが日課になっている方も多いのでは。

(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。)
ごろ寝.jpg

最初のうちは首の痛みや肩こり程度の自覚症状です。
更に頭痛やめまい・吐き気、背中の痛みと次第に範囲が広がってゆき、やがて腰の痛みへと進行します。

どのくらい良くないのかは、立った姿勢でこの格好をやってみるとよくわかります。
非常に強い力で首を横に曲げていて長時間その姿勢を続けますので首と背中の骨格には強いゆがみが生じます。



自然治癒力の及ばないレベルまで歪むと身体全体がバランスをとるために反対側の歪みを作り、しだいに骨盤まで拡大することになり腰痛を発症します。

次に関節が変形して可動域の減少した状態が続くと周囲の組織や関節包までもが癒着してきます。
脊柱や骨盤の仙腸関節に発症すると重苦しい痛みが持続して動きも制限されたままです。

癒着した部分を引きはがし可動域を増大するリハビリ的な施術が必要になります。 
我慢の期間が長いほど後戻りしやすい事になり、何気なしにしたごろ寝が大変な結果になって帰って来ます。

全身は繋がっていますので、首の痛みはやがて骨盤のバランスを狂わせることになるというお話でした。


脚を組んで座る

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「脚を組んで座る」
足を組む.jpgのサムネイル画像
(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果
 をお約束するものではありません。)
これが良くないのは皆さんもよくご存じのことと思いますが、漠然と理解しているのではないかと思います。
そこでその仕組みを説明します。

脚を組む時の動きを分解すると、
①足を上にあげる、
②太腿を外旋させる
の二つになります。

①脚を上にあげると骨盤は後傾(上向き)になり、坐骨は位置的には高くなり、骨盤は歪みます。
②太腿が外旋すると、骨盤は後傾する仕組みになっています。

これは大腿骨骨頭の形が関係していて絶妙のしくみなのですが、これが悪い方に働いています。



①②の働きにより骨盤が後傾すると、上方に変位しますので骨盤は左右に傾き、背骨は湾曲をします。
上方に変位した側に体重がかかり続けるので身体全体の歪みは進行を続けて、とどまるところを知りません。
 
また骨盤の形が悪いために身体全体のバランスが不安定になり、足を組まずにはいられなくなります。
興味本位や何気なしに始めた足を組む動作がやめられなくなりますので、心当たりのある方は早めに骨格矯正を受けましょう。
(2020.10.30加筆訂正)

 

座椅子も腰痛へと強力に誘導します

椅子の座り方が腰痛の大きな原因です

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たぶんほとんどの方がこの座り方をしていると思いますが椅子に浅く腰掛けて背もたれに寄りかかる
形です。
(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果をお約束
するものではありません。)
 
もっともやってはいけない座り方で、骨盤は上半身の重力で後ろに押し付けられて後傾をしていきます。
これが痛みの基本形その①です。


椅子-thumb-224x149-808.jpgのサムネイル画像

更に腰椎(背骨の下の部分)も後向きのカーブになっていますが、本来のこの部分は、逆の前向きのカーブで
なければなりません。
限界を超えた時にずれを起して、場合によっては痛みやしびれを起こします。

では良い座り方とはどんなものでしょう。
できるだけ深く(背もたれいっぱいまで)腰かけて、骨盤を前に倒して(おへそを前に出す)座ってください。

正しい座り方.jpg
背筋がピンと伸びて腰のあたりが楽に感じるはずですがこれが良い座り方です。
ところが世間一般の椅子、たぶん99%くらいはこれができない構造になっていて、座るだけで腰痛を起こす形に
誘導されます。

このような場合に備えておへその裏側の部分にクッションを入れて、骨盤が後ろに倒れない工夫をしてください。
椅子の誘いに乗ってはいけません。

ちなみに背もたれにもたれかかるのは、一般的には体重を分散できて疲れを起こさないとお考えではありませんか。
実は全く逆で、背骨が後ろにずれないために身体の前側の筋肉が必死に引っ張っています。



大変な筋肉疲労を起こしていますので、決して楽な座り方をしているわけではありません。
背骨はまっすぐ上に積み重なっていた方が、筋肉を使わないで済みますので疲れません。

とっても嬉しいご報告です

今日はとっても嬉しい事があったのでご報告をします。
昨年9月から来院されているTさん。70歳台・女性。
たいへん激しい腰の痛みで、涙ぐむほどでした。
(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。)

2回目でも痛みが引かず近くの整形外科で
レントゲンと骨密度の検査の結果は問題なし。
 
その後徐々に痛みは引いてくるものの、2か月ほど経過した時にまた激しい痛みに襲われ、市内の総合病院で検査の結果、腰椎3番4番に合計3か所の圧迫骨折が見つかり、即入院。
 
骨セメントの注入を行い、ギブスとコルセットで保護をして3か月で退院。
来院されたものの通常の骨格矯正は不可能で、極めて緩い手法で全身を施術。
歩くのも不安げで背中を丸めていたのが、2回目の帰りはコルセットを忘れて帰るほどに回復、3回目の後は背筋がまっすぐに伸びていました。
 
両肩と両膝にも痛みがあり同時に施術を行い、順調に回復しています。
ご自分の身体の自信がなくなり暗かった表情が、大変明るい笑顔に変わっていて、自信に満ち溢れているのがわかります。
 高齢者.jpg本日立ち寄っていただき、美味しいパンと大粒の苺を差し入れで頂きました。
おいしくいただきます。
 
差し入れも勿論うれしいのですが、満面の笑顔が何よりのプレゼントです。
ありがとうございます。
皆さんとシェアしたいと思います。

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