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ブログ : 2019年7月

悠々自適の生活6か月後に起きたこと

ゆうゆう自適の生活6か月後に起きたこと
現役をリタイアして憧れの悠々自適生活を開始した半年ほどで駆け込んでくる方が相次いでいます。

現役時代は毎日決まった時間体を使って仕事をこなしてきた皆さんはそれなりの運動量になっていたはずです。
例えば座って仕事をする方でも椅子に何時間も座るだけでも筋肉を使います。
疲れたからと言ってすぐに寝転ぶことはありません。
他の部署との打ち合わせや顧客の対応など意識していなくても勤務時間中は動き回っていたはずです。

ところが束縛するものが何もない生活に慣れてしまうと体を使わないことに慣れてしまうのでしょう。
仕事以外に趣味を持たない方は特に何もしない時間が増えてもそのまま一日が終わってしまいます。
おそらく現役時代の10%~50%程度の運動量でしかないのかもしれません。

ご来店のたびに筋肉量が落ちてゆくのがわかりますのでそのたびに体を動かすように助言をしてきていますが、一旦切れた緊張感の糸はなかなか元には戻らないようで、明らかに運動不足になっていました。
四肢はもちろん、体幹の筋肉が衰えてくると骨格を維持できなくなってきてわずかなことで骨格がゆがみます。
それが体中のいろいろなところで起こり蓄積してゆきます。

そして何気ない体の動きで突然のギックリ腰を発症、しばらく忘れていた体の痛みと対峙することになります。
ところが今度はこれまでとは状況が一変していて、体が施術を受け付けなくなっています。
戻りの幅が大きく術後の状態が長続きしなくなり、極めて短期間での施術が必要になってきます。以前は1か月の間隔でも十分に余裕があったのに、いまは体がついてこないもどかしさを覚え体力の低下を実感します。

そこから人生の残り三分の一以上を健康で暮らすためのアクションが始まります。
何もしなくてもいい生活に慣れること、それが老化の始まりだと思います。


   (Free-PhotosによるPixabayからの画像 )

仕事でも趣味でも何でも構わないので、夢中になれるものを見つけましょう。
多少つらいくらいの日課をこなすのが心にも体にもいいようです。
楽をしたツケは必ず帰ってきます。


膝を閉じることができない

 
以前お会いしたことがある方でこんな方がいました。
その方は壇上で皆さんにお話をする立場にある女性なのですが、そのあとでこのようなボヤキをふと漏らしていました。
「長い時間膝を閉じているのがとても辛くて・・・」


    (锦鹏 任によるPixabayからの画像)

話をしていない時間は壇上で観客に向かって椅子に座っていて、観客の目線にその方の膝があり膝を必死で閉じようとするのですがどうにも閉じなくてお困りでした。
相当の労力を使って何とか乗り切ったのですが、疲れ果てておいでのようでした。

行儀が悪いと解釈されかねないこの状態、たまに見かける症状です。
実は腰痛に端を発しているもので、ご本人の行儀の悪さの問題ではないのです。

膝を閉じるときに使う筋肉は内転筋群(大内転筋、小内転筋、長内転筋)をはじめとして太腿のいろいろな筋肉が協調しています。
しかし腰痛によって腰椎2番~4番にゆがみができて神経を圧迫することで太腿周辺の筋肉が硬く収縮します。
「消っして忘れない 運動学要点整理ノート 付録 筋の起始・停止 一覧表」 羊土社刊(https://www.yodosha.co.jp/correction/9784758107839_correction_ap01.pdf)参照
 
既に収縮している筋肉はそれ以上収縮できないので膝が閉じなくなります。

筋肉が硬いのはご本人も自覚していて、ストレッチはしているようですが原因が別のところにあるので解決されることはありません。
軽い坐骨神経痛の一種に分類できます。このような場合は腰痛の手入れをしましょう。

この症状の方は同時に反り腰を発症する可能性があります。


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