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ブログ : 2022年6月

妊娠中は坐骨神経痛になりやすい

妊娠中の、特にお腹が出てきた頃からが坐骨神経痛を起こすことが多いようです。当店にもよく妊娠中期以降のお腹の大きい方がご来店になります。最初は四苦八苦しながらの施術でしたが、実績を積むにつれて妊婦整体独自の施術法を工夫して、今では安心してお越しいただけるレベルになりました。

 分娩に備えて骨盤が変化していて、それまで腰痛がなかった方でも反り腰により坐骨神経痛は起こり得ます。さらにかねてより腰痛持ちだった方は可能性が高まります。反り腰の歪みと腰痛の歪みの合計により複雑な症状になっています。

 お腹を圧迫しないようにするのでうつ伏せにはなれませんが、横向きでうつ伏せと同等の効果を得られる工夫をしてきました。お腹の状況と神経痛の痛みをモニターしながらの施術ですので通常に比べて効果は劣りますが、焦らずに素早くをモットーにしています。

 もう一つ気をつけていることは、妊娠後期は骨盤が開いたいわゆる反り腰の状態なのですが、これは分娩に備えた準備段階に入ったということなのです。しかしこの事が坐骨神経痛を引き起こしていて、その両者の落とし所を探る作業でもあります。坐骨神経痛は完全に制圧したけれど骨盤が開いていなくて、難産の末に帝王切開になってしまったのでは申し訳ないのです。

 骨盤の開きは維持した状態で出産を乗り切ってほしい、その辺りのぎりぎりを狙って微調整をしていて、これまでの成績はみなさんが安産で終えられています。

 補足ですが、これまでに一件だけぎっくり腰の方がいましたが、無事出産を迎えて今は定期的にメンテナンスを続けています。このようにマタニティー整体は当店の得意な分野のひとつです。

尚、この内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。


先日、うれしいお話が聞けました。

約一か月ほど前からご来店で、先日5回目になる方がうれしいお話をしてくださいました。慢性的な肩こり・頭痛・首こり・腰痛でご来店だったのですが、先日行った美容院のシャンプー台で首が痛くなかったとのことです。これまでどんなことをしても首の痛みが無くならなくて苦痛だったのですが、今回は何一つ違和感がなかったようです。

 今回のケースではある施術計画を立てました。

 まず、問診・触診を通じて二種類の骨格異常が見つかったのです。その一つが骨盤の歪みからくる背骨の歪みが首まで達しての一連の症状です。これは明らかに随所にその特徴が見えていました。もう一つが反り腰に由来する猫背と首の反りによる頭痛・首こり・肩こりです。反り腰の場合、首はすでに後ろに反っていてシャンプー台で頭を乗せた時のさらに大きく首が反ってしまったことが原因かと思われます。

 もうひとつは骨盤の歪みで背骨・首の骨が歪み、可動性が減少していて十分な動きができない状態が重なっているところにシャンプー台の力が一点に加わったことによる首の痛みと判断しました。まず考えたのが、反り腰では上向きに寝られないために横向きで寝ることになりますが、この時に骨盤の前側(上前腸骨棘)が閉じることで、骨盤の後ろ側(上後腸骨棘)が飛び出る形の反り腰を引き起こしています。そこで骨盤の変形の少ない寝方を提案させていただいて反り腰の進行をストップしました。

 その次に反り腰を解消することで首の後湾も解消していきました。同時に骨盤と背骨の歪みを解消する事で脊柱全体の可動性を向上して、シャンプー台の力が加わった時にも柔軟に対応できるようになりました。

 このように一連の施術計画がまさに的中した結果、短期間での喜びの声となって帰ってきました。

 このようにうれしいご報告が聞けるのは私もうれしいものです。

尚、この内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。

 

くすぐったい方が意外と多いです

 当店の施術方法は手や指を使って骨盤や背骨など全身の骨格を矯正するのですが、背骨の部分のくすぐったい方が思いのほか多いのです。それも少しばかりの程度ではなく、ご当にとっては苦痛を感じるほどの強さのようです。なぜこんなことをいうかといいますと、皆さん一生懸命に我慢をしているのですが、全身に力が入って脊柱まで指が届かないのです。それを無理やり力を入れると痛みも加わってさらに硬くなり、骨格矯正が進みません。これが意外と強敵なのです。

 その程度は個人差があるようで、中には体を捩って反応する方もいます。

 このようなケースの特徴を考えてみると、背骨の歪み方にある共通点があります。通常の脊柱の歪み方には共通点があって、大部分が骨盤から首まできれいなS字カーブが2往復しています。ほぼ教科書通り(と言ってもこれに関しては教科書は全くありません)なのです。

 ところがくすぐったい方の共通点は、このパターンに全く当てはまらない、不規則な歪み方をしています。しかも一つ一つが鋭い歪みで構成されています。このような歪みがなぜ起きるのかを考えると、みなさんの経歴を見ても結構長い腰痛歴で、しかもかなり重症のことが多いようです。若年層の男性に多いというのも共通しています。

 これらから考えられるのは、通常の2往復の歪みが限界を超えてさらに悪化したケースという事です。おそらく長い間痛みを我慢しながら仕事やスポーツで無理をした結果、一段と悪化したのではないかと推測します。もう一つの共通点は全て胸椎部部で起きている事で、腰椎で起きていないことです。腰椎でこれだけの歪みがあると椎間板ヘルニアや坐骨神経痛が起きるのですが、胸椎では各種内臓の神経支配が中心ですので影響は各種内臓に出ることになります。つまり坐骨神経痛と同じことが背中で起きて、その影響は内臓に出ていると思われます。

 ただ、当店では施術が進行して歪みが解消されてくるにつれて不快なくすぐったさは消えて行くのが通例ですので、この場合はその場所にとどまらずに周囲から徐々に歪みを取り除くことで負担の少ない施術が可能となります。

 例えばマッサージなどをくすぐったくて敬遠しているような方は、あまり深刻にならないうちにご相談ください。

尚、この内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。

 

こんな症状も関係があります:下肢静脈瘤

当店では骨格矯正を行う整体院ですが、骨格矯正は関節の痛みを取る以外の効果があります。全部で24個ある脊柱からは、全身の働きをコントロールする神経が分岐しています。骨盤が歪むことで背骨も歪むとそ子から部bb記している神経が障害を起こして痛みや痺れなどの違和感を覚えます。このシリーズではそんな症例をご紹介します。

腰椎部分の神経を調整することで下肢静脈瘤に施術効果が期待できます。以下、専門用語が続きますので、ご不要の方は読み飛ばしてください。(*印からお戻りください。)

 腰椎の2番~仙骨4番からは坐骨神経をはじめとして大腿神経・脛骨神経などが分岐していますが、これらの神経は大伏在静脈や小伏在静脈部分を支配しています。

 大伏在静脈は主に大腿・下腿の内側を上行していて、小伏在静脈は外側後面を上行しており、動脈によって下肢の末端まで運ばれた血液を心臓に戻す役割を担っています。この時に重要なのがふくらはぎの収縮によるポンプアップ効果と静脈弁による逆流防止効果です。歩く時などにふくらはぎが収縮して静脈血を上方に還流せせるのですが、そのままだと液体の血液は上行できません。そこで重要なのが静脈弁で逆流を防ぐことです。

 大伏在静脈で10個~20個、、小伏在静脈で6個~12個の弁が血液の逆流を防いでいます。ところが骨盤の歪みにより腰椎(2番~仙骨4番)も歪んで分岐している神経を障害することでそれらの静脈に存在する静脈弁が機能しなくなり、静脈瘤が発生します。

 外科的な処置としては、軽度のものですと弾性ストッキングで膨らんだ瘤を圧迫して弁の機能の回復を試みますが、重症になり痛みが強くて歩行に支障が出るときには問題の血管をストリッピングにより取り除く手術をすることになります。ところが再発防止のために血管造影剤により血管をくまなく調べて広範囲に取り去る必要があり、かなり身体への負担の大きい手術のようです。瘤はなくなっても痛みだけが残って居ることもあるようです。

 (*読み飛ばした方はここから続けてお読みください)

 当店ではこの症状は、坐骨神経痛の一種として扱っています。つまり、腰痛の手入れを普通にするだけで、そのおまけとして下肢静脈瘤の対処になっています。何一つ特別なことはしませんので、ぜひ一度、安心してお試しください。


尚、この内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。

 

ギックリ腰や坐骨神経痛まで行った症状が、一回の施術で収まると思わないでください

 かなりの頻度でギックリ腰や坐骨神経痛の方が来店されますが、たまにですが初回の施術で治ってしまったと安心する方がいます。本当に治っているのなら大変結構なことなんですが、残念ながらギックリ腰や坐骨神経痛になるのは腰痛が重症化しているからなのです。長い時間をかけて体の歪みはかなりの状態になっています。場合によっては一生うまく付き合ってくださいなどと言われてしまうほどの状態なのです。

 当店では施術終了時に最終確認をして、改善されたことを自覚していただきますが、その時に必ず「すぐ元に戻りますから安心しないでください」と説明して次回の予約日程を決めてお帰りいただきます。ところが施術前に比べて非常に楽な状態になっているためか、次回の日程を未定のままにしてお帰りになる方が一定数います。確かに一回でも少ない回数で治ればそれに越したことはないのですが、これまでに何度も繰り返してきた経験から戻ることを説明しているのです。

 そして案の定、だいぶ時間がたってから再来店されることに。しかも完全に元に戻っていて、また最初からやり直しになります。一回分の料金が無駄になって、しかもまた痛い思いをしてしまいます。いかにももったいないのです。

 くれぐれもご来店の時には次回の日程を考えておくことをお勧めします。それまでの長い腰痛との戦いを考えると、そんなに簡単に解決できる状態ではありません。

尚、この内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。

 

こんな症状も関係があります:噛みしめ・歯ぎしり

 前回の投稿では歯の周辺と顔の表面について投稿しましたが、今回は筋肉の神経障害です。気が付いたら歯を食いしばっている方、寝ている時の歯ぎしりで朝起きた時に顎が疲れている方、いませんか。このような状態が長く続いていると歯が摩耗して象牙質が露出することにより虫歯になったり知覚過敏を起こしたりと、決して良いことではありません。また常に歯茎に力が加わっているために歯周病にもなるようです。また、咬筋が硬くなっていると口を大きく開けることができなくなるなどのもんだいもありま

 医療機関でも対策を講じてくれますが、なかなか解決には至らないことも多いようです。またご自分でも、精神面を気にかけたりストレスを疑ったりして、釈然としないことになります。

 この症状もまた、前回の投稿と同じく頚椎の1番~3番の調整で解決することがあります。中枢神経の三叉神経脊髄路核という部分に接している頚椎1番~3番を調整することで、咬筋・側頭筋などの噛む筋肉(咀嚼筋)のこわばりを緩めることができます。それは中枢神経を圧迫することで起きている神経障害によるもので、いくらご自分が気を付けたり、リラックスするなどの自分の意志ではどうにもならない問題だからなのです。

 歯科による歯列矯正や噛みあわせで解決する場合はそれでいいのですが、もしそれでも変化が見られない場合は頚椎の神経障害を疑うのがお勧めです。当店ではすべて手や指を使う丁寧な施術を行っています。

尚、この内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。

 

【シリーズ:こんな症状も関係があります】:歯の痛み

当店は骨格矯正を行う整体院ですが、骨格矯正には骨格矯正には関節の痛みを取るだけではない効果があります。全部で24個ある脊柱からは、全身の働きをコントロールする神経が分岐しています。骨盤が歪んでそれにつれて背骨が歪むとその神経が障害を起こして痛みなどの違和感を覚えますので、そのような神経障害にも対応しています。。このシリーズではそんな症例をご紹介します。

 歯や歯茎の違和感:歯や歯や歯茎の腫れや痛みなどに対しても効果が期待できます。歯茎の痛みのほかに歯が浮いたような違和感も関連が予想されます。

 顔面上のいろい ろな部分は三叉神経が支配しています。脳幹から中枢神経を経由してこめかみから顔面に出た神経が三方向に分かれます。眼神経・上顎神経・下顎神経ですが、上顎神経・下顎神経に問題が起きると歯や歯茎に違和感を起こします。

 頚椎(首の骨)の1番~3番がこの中枢神経に隣接していて、頚椎に歪みがあると神経と接触して神経障害を引き起こします。医療機関では虫歯や歯周病が見られないときは原因不明と判断しますので、問題解決に至らないことになります。なかなか解決しない痛みがある方は一度お試しください。

 痛みの感じ方にはこのほかに、ひげをそると顔が痛い・歯を磨くと歯が痛い・食事のときにはが痛い・化粧をすると顔が痛い・顔の一部分が痛い・洗顔をすると顔が痛いなどが挙げられます。

 これらの症状がみられるときは頚椎の1番~3番の調整をするとともに、骨盤から頸椎の骨格矯正を行います。

 

先日、救命講習を受けてきました


先日救命講習を受けてきました。約20人ほどが受講していて皆さん真剣なまなざしで臨んでいました。ここ数年突然死が増えていて、心筋炎や脳血管障害などが多いようです。たった今まで元気だった人が突然倒れるようで、いつその様な現場に遭遇するか分からない時代になってきたようです。その時への備えとして、的確に対応できるように心構えだけでもしておきたいとの思いです。

 胸骨の圧迫とAEDの使い方に分かれていて、2時間半の行程でした。消防署で行われていて料金はかかりません。皆さんもいかがですか。

 

骨盤の形を整えてから脊柱を矯正します

 腰痛の方が来店した時に、当店ではマニュアルではなくその方の状態に応じた施術を行っています。症状がそれぞれ違っているから対応もその症状に合わせる必要があるからです。

 しかし一つだけ決めている事があります。それは骨盤を良い状態にしてから背骨の矯正に移ることです。そのスタイルにたどり着くまでに幾つもの試行錯誤を重ねてきて、今のところそれが一番理にかなっていると判断しています。

 それは腰痛が起きる仕組みを考えてみると、骨盤が歪むことが最大の原因になっているからです。歪んだ骨盤の力が背骨を歪ませているので、背骨の歪みは結果ということになります。従ってその状態で背骨の矯正を試みても、骨盤の歪みの働きかけが無くならない限り背骨の歪みは取れません。施術を受けている側が痛いだけで状態に変化は見られません。

 とはいっても、骨盤だけを100%の完成度にしても背骨が50%程度では悪い方に揃ってしまいます。一本の軸の上にある骨盤と背骨はそれぞれ同じ程度に揃えて、それを繰り返しながら完成度を上げてゆく手法を取り入れています。(今現在の事ですので、今後もっといい方法が見つかれば変更することがあります)

  このように順番を入れ替えることで施術効果が変化するものに、交通事故のむち打ちがあります。通常、むち打ちは首のほかに肩甲骨付近までの胸椎に骨格の歪みとして残って居ます。この場合は脊柱全体がむち打ちの首と同じ状態に歪みが伝わっています。するどい歪みで骨格の可動性が極端に低下していますので、骨格矯正を受け付けません。脊柱の前に首の矯正を行う必要があります。最初は普通モードでスタートしてみて、状態によって首モードや骨盤モードに切り替えることも珍しくありません。そんな柔軟性に富んだ施術法でお客様の身体的負担の軽減と施術効率の向上に努めています。

 

体力の衰えを感じ始めたら、骨格矯正が効果的です

 早い方で30代になったころから体力の衰えを口にする方が出てきます。それにも漠然としたものからかなり深刻なものまで様々な状態があると思います。何となく疲れやすくて疲れが抜けない、体が硬く重だるいように思うような方から、すぐ身体が痛くなって動かなくなるようなケースで食が細くなって四季の温度変化にも体がついていかないなどでしょうか。

 脊柱からは全身に各種神経が分布していて体の働きをコントロールしていますので、骨格が歪むことで様々な神経障害が起こります。首の歪みは自律神経を乱して体の自然な働きを阻害します。その他内臓も筋肉もすべて背骨から神経が分布していますので背骨の歪みは全身のあらゆる部分に不調をもたらします。例えば、食欲がなくなってきた、油物を受け付けなくなった、心臓の動悸、婦人科系の不調、手足のしびれ・冷え、関節の痛み、疲れやすく回復しない、等々ありますが、「歳かな」と感じている方も多いのではないでしょうか。

 周囲でも同じように言っているし、そのくらいしか説明がつかない体の異変に戸惑っているのではないですか。

 もちろんそれらの個々の専門医に診察を受けて、重大な症状な症状ではないことを確認するのが第一歩です。そこで「問題なし」と言われたら骨格矯正をお試しください。

 骨格矯正はただ単に腰痛の手入れをするだけではありません。関節の可動性を回復して体の動きを滑らかにして、神経の通りを蘇らせ筋肉のこわばりを緩め各種臓器の働きを回復するなどの効果が望めます。100年ほど前にはこの骨格矯正が医療の中心であったといわれていて自然療法と呼ばれています。現代医学の台頭ですっかり忘れ去られていますが、体の自然治癒力を引きだす力は変わってはいません。現代医学が対症療法であるのに対して、予防に主眼を置いた健康法と理解していただいて結構です。歳だからとあきらめる前に、ぜひ一度お試しください。

 当店のお客様の多くがこのことを実感しています。

 

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