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甲高の足(ハイアーチ)と腰痛

 当店ではこれまでに甲高の足(ハイアーチ)がもたらす腰痛について独自に研究を行ってきました。2016年ころから足に関する書籍を取り寄せ勉強を始め、2017年5月にはそれまでの成果をまとめて施術に取り入れてきました。事の始まりはそのころ来店していた方の腰痛があまり芳しくない状態が続き、原因を探っていくうちに足の甲の高さが左右で違うことに気が付き、関連を疑ったことにあります。足の甲の高さの差はそのまま骨盤の高さの差にもなりますので、それだけで腰痛を発症してもおかしくありません。高い位置にある骨盤は外方に変位することで高さをそろえることになり、その時点ですでに変形しています。

 さらに脛の骨(脛骨)が外転しますので大腿骨を介して骨盤は後方に変位します。ただし骨盤は右の骨盤は前方変位していますので打ち消しあって変位は少なく、左は後方変位をしていますので強い変位になります。このように両足がハイアーチの場合は左の骨盤が主導する骨盤の変形になるようです。

 ハイアーチと偏平足が両方あるときはその分だけ高低差が大きくなり、より強い骨盤の変形を起こします。

 このように骨盤以外に原因がある場合、骨盤の手入れをしても効果がなく症状の悪化を続け、ギックリ腰や坐骨神経痛などの重症の腰痛に進行することが多くなります。

ハイアーチや偏平足は原因は不明とされていて、遺伝的要素も疑われています。ただ立った時の体重を小指側にかけているとハイアーチに、親指側にかけていると偏平足になりやく、捻挫などもハイアーチのもとになります。

 当店ではハイアーチと偏平足がもたらす腰痛の骨格矯正に取り組んでいます。

 

 

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