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ブログ : 股関節痛

あぐらがかけなかった方が回復しました

 ギックリ腰でご来店のTさんは同時に股関節痛・肩の痛み・脇腹の痛みを抱えていて、さらに生まれてからこれまで一度もあぐらをかいたことがないとのことでした。後ろに倒れてしまうようで、実際にやってもらうと確かに両膝が開かなくて体に引き付けることもできないようで、それが原因で後ろに倒れてしまいます。この段階で見立てとしては、左の骨盤が後傾をして腰椎2・3・4番の歪みが内転筋・外側広筋・内側広筋を、腰椎5番がハムストリングスに神経障害を起こしていて股関節周辺の可動域を減少させている、と推測しました。股関節痛もその一部と考えられます。


 肩の痛みは上向きで寝られずに横向きで寝ることが多くて肩関節を変形させていると予測。一部には首の歪みの可能性も否定できないので、頚椎5・6・7番は要注意としておきます。それらをまとめると今回の主訴のギックリ腰による骨盤の歪みがすべての始まりで、歪みが全身に波及して起きている全身の不具合と推測しました。


 とはいうもののわずかな動きでもギクッと痛みが走り、恐怖感から体が自由に動かせない状態で、骨格矯正には強敵である身体に力が入ることが障壁でした。できることから始めてその日の最終チェックでは、何とかあぐららしい形にはなったもののすぐに後ろに倒れたところで次回への持ち越しとなりました。これまでにもいろいろなところで手入れはしてきたようですが、あまり効果的ではなかったようで何度も繰り返してきたギックリ腰の影響はかなりのものでした。


 当初はギックリ腰の再発が怖くてご主人に送り迎えをしてもらっていたのが、ここまでの八回の施術により近場であれば何とか自分で運転できるところまで回復しています。少し無理をすると違和感が出る状態で、あと少しのところでしょうか。

なおこの内容は全ての方の結果をお約束するものではありません。

 


股関節・鼠径部の悩み

 あるとき鼠径部の痛みで女性の方からWeb予約がありました。ある整体院に相談したところ、鼠径部はマッサージができないので対処ができないと断られたとのことです。どうやらその整体院は痛みのある所はとにかく揉むという整体院のようで、どちらかといえばもみほぐしに近いところのようです。


 すぐに返信で、鼠径部の痛みは背骨に原因があるので腰痛の手入れをする。痛いところには一切手を触れないので安心してください、とコメントを送りました。女性にとってみればそんなところ触られたくないですよね。1~2回の施術で痛みはなくなりました。もちろん痛みの部分に指一本触れていないのは言うまでもありません。


 この症状は特に珍しいことではなく、日常的に見られる症候群の一種なのです。それは背骨の歪みで腰回りの筋肉の神経が圧迫されて痛みが起きる、神経障害だからなのです。ですから股関節回り、お尻の周辺、太もも全体、ふくらはぎ部分と下半身すべてに起きる可能性があります。軽いものも含めると毎日2~3人はこれらの症状を訴えていて、腰痛の手入れの一部としてありふれたものです。


 股関節周辺の痛みなので変形性股関節症を疑うこともあるようですが、ごくごくまれな症状なので腰痛の手入れで解決しないときにはじめて浮上するケースです。股関節周辺には骨盤からの大小さまざまな筋肉があって足の微妙な動きを可能にしています。その多くの筋肉に起きる可能性があって、鼠径部からぐるっと一回りするすべての筋肉がその対象です。さらに太ももの筋肉の神経障害は張りや痛みを引き起こして膝の痛みにつながります。同様にふくらはぎや踵などの違和感の元にもなります。

 尚、この内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。

 

【緊急投稿❣】

 大型連休で腰を痛めた貴方、その状態を放置していては大変なことになるかもしれません。普段やらない長時間の車での移動や、公共交通機関での移動、レジャーやスポーツと久しぶりに規制のない連休を過ごした方も多いのかもしれません。ところがこの冬は特別に寒い冬だったせいか、当店に来店する方もいつになく重症の方が多いように感じます。さらにステイホームで体を動かさなくなったり、在宅勤務などにより腰を痛める原因に囲まれているのが現状です。多分皆さんの腰はご本人が感じている以上によくないところまで来ているのかもしれません。そんな伏線があって迎えたゴールデンウイークで、腰が悲鳴を上げていませんか。

 腰の痛みをずっと我慢している方はもちろんですが、実はこんな皆さんも腰痛予備軍といっても差し支えありません。

【体が硬い方】

 昔から硬いのだけれど、最近特に気になっている場合。体が硬い方の多くは骨盤が歪んで全身の骨格がきちんと動かなくなっていて硬くなっていることがあります。腰の痛みの感じかたには個人差があって少しくらいの歪みでは痛みを感じていない場合があります。しかし何かのきっかけで歪みが進行すると一気に重症まで到達してしまうことになります。ですから体の硬さを感じていて変化を感じるときははやめに骨格矯正を行うといいでしょう。

【臀部や太もも、ふくらはぎに重だるさや痛みを感じている方】

 骨盤が歪んだことで背骨も歪むと、下半身全体へ分岐している神経が圧迫されて上記の違和感を覚えることになります。腰に痛みがなくても骨盤が歪んでいることはよくあることで、それによって神経が圧迫されて重だるさや痛みが下半身のあらゆる部分に起きることがあります。

【膝や股関節に痛みがある】

骨盤の歪みは背骨の歪みを伴いますが、腰椎(下の方に骨)からは股関節や膝の周辺のあらゆる筋肉の神経が分岐していて、その神経を歪んだ骨が圧迫することで股関節や膝に痛みを引き起こします。一般的に股関節や膝に痛みが出ると、変形性〇〇ということを連想して恐怖に陥りますがそれらの多くは腰に原因がある場合がほとんどです。しかしこの状態を長年にわたり放置して骨格がさらに歪むことで本当に股関節や膝関節が変形することはありますので、軽症のうちに骨格矯正をすることをお勧めします。

これらの事は痛みに強い人に見られることですが、早くから痛みを覚えているにもかかわらず我慢している場合でも同様の経過をたどります。痛みを我慢していてもいいことは何もなく次第に回復までの道のりが遠くなるだけです。上記の自覚症状も併せて、早目の手入れをお勧めします。

 

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