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ブログ : 食欲不振

食慾不振にも効果があった

 以前の投稿で激しい生理痛が改善した方をご紹介しましたが、その方の続報です。その次の施術の時、来店して最初の一言が「食欲が出てきてお腹がすいてたまらないです」とのこと。というのもこの方、食が細くてお腹はすくのだけれどすぐ嫌になって食べられなくなるといっていました。それもずいぶん長い間続いていて、最近では体重が40kgあたりを行ったり来たりしているとのことでした。19歳のお嬢さんはおそらく人生で一番体力がある年頃だと思うのですが、かなり深刻な様子です。


 体脂肪率が11%を切ると命の危険を感じて生理が止まってしまうようなのですが、さいわい生理は支障なく来ているようなのでまだ余裕はあるようです。古代から飢餓と隣り合わせで生きてきた人類のDNAがそうさせているようで、女性アスリートでも体脂肪率に関しては問題視されているようです。この方は決して摂食障害ということではないようで、何か他の原因が隠れているものと推測して、骨格矯正をたしなんでいる身としてはまず胸椎の5番の胃の神経障害と、胸椎12番の小腸の神経障害、腰椎1番の大腸の神経障害を疑いました。


 内臓に関することなので、まず最初に医療機関での受診を確認して大きな疾患の恐れがないことを確認してから施術に移りました。といってもその部分だけを修正するわけではなく、その部分の変位を生み出している全身の骨格異常を良い状態にしてから当該部分(主訴部分)を集中して修正します。このことはほかのどんな症状にも共通することで、まず骨盤から初めて脊柱の矯正を行う順番は変わりません。因みにこの方の腰痛の施術はまだ途中の段階です。


 この日はこれで終了して、次回の施術が冒頭に書いたとおりのうれしいご報告でした。やはり体は欲しているのでこれからはどんどん食べられるようになっていきますが、ここで注意が必要なのはタンパク質と野菜を中心に食べることが大切です。これまでの長い食欲不振により全身の筋肉がかなり少なくなっていて、その筋肉量を増やすことから始めなければいけません。運動をした時にエネルギーを燃やすのが筋肉ですが、筋肉が少なければ燃やせるエネルギーは少ないままなのでたくさん食べても燃やせないまま残ったエネルギーは蓄積してゆきやがて肥満体質になります。


 ですから良質のたんぱく質(肉・魚・卵】と野菜類ををたくさんとることで筋肉をつけて引き締まった燃焼体質の健康体を作ることができます。同時に腰の具合が好転してきたら少しずつ運動も始めることも重要で、今がチャンスという逆転の発想も大事です。

なおこの内容は全ての方の結果をお約束するものではありません。

 


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