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ブログ : ロコモティブシンドローム

ロコモティブシンドローム

高齢者の方が一生懸命に歩いているのをよく目にして、実に痛々しい限りなのです。腰に手を当てて少し歩いては休みながら、手押し車を押しながら毎日毎日一生懸命に多くの方が歩いています。けっして楽しくはなさそうで、何かに突き動かされているかのように一心不乱に歩く姿に心が動かされます。おそらく歩くだけでもかなりの腰や膝の痛みに耐えているのが分かります。


 これはおそらく、これ以上の痛みになりたくなくて、寝たきりになりたくなくて、同様の悲惨な状況を見てきてああはなりたくないという強い思いからそうしているものと思います。おそらく医師の勧めがあったのかと思われます。これをロコモティブシンドロームと呼んでいますが、複雑な思いで見ています。

日本整形外科学会によると

ロコモティブシンドローム(ロコモ:運動器症候群)は、加齢に伴う筋力の低下関節や脊椎の病気、骨粗しょう症などにより運動器の機能が衰えて、要介護や寝やたきりになってしまったり、そのリスクの高い状態を表す言葉です」

と定義されています。さらに予防法として

「まず、ロコチェックで運動機能の衰えを早めに察知して、ロコトレでロコモ予防に努めましょうロコトレは、スクワットや片足立ちを中心に、ウォーキングや水中歩行、水泳やテニス、卓球から太極拳、いろいろな運動を習慣的に続けるようにしたいものです。ずっと「自分の足で歩ける!」ことが、ロコモ予防の目標です。」

特に女性の方、「女性はロコモに気をつけよう!」ですよ。

となっています。

 しかしこの予防法として推奨されている運動習慣ですが、どれだけの予防効果があるかの検証がされているのかがいささか疑問なのです。予防というからには一連の症状が出る前に行うべきことですが、関節や脊椎の病気が決して軽くない方までロコトレを処方されているようにしか見えないのです。つまり予防の時期を過ぎて症状が悪化した方は予防という強い運動には耐えられなくなっているのです。


 この段階に進んだ方は関節や脊椎の病気を治すことを優先するべきで、その様な行為をこのまま続けても悪化の一途をたどるだけなのです。椎間板や半月板・軟骨は徐々に減少してやがてさらに強い激痛に襲われることは、これまでの多くの方の経過を見ていれば明らかです。動いて痛みがあるということは、それをやってはいけないのだということを意味していて、予防と言いながら実は悪化させている訳です。


 皆さんがロコモと言われて納得するのは、例えば片足で立ってズボンや靴下が履けなくなる事や足の爪が切りにくくなる、足の踏ん張りがきかなくなるなどの症状を感じてからだと思います。中には筋力不足の方もいるでしょうが、そればかりではなく骨盤や背骨・膝が歪んでいて本来の動きができなくなっていることが実は多いのです。力をかけた時に横に逃げてしまい、下の骨に正しく伝わっていないからグラグラして、よろけてしまうのです。


 それを区別することなく、高齢者→ロコモ→トレーニングと結論付けて、さらにその効果を検証しないのはあまりにも無責任と言わざるを得ません。おそらくご本人は症状が改善しないのは自分の努力が足りないためと思い込んで、なお一層のトレーニングを続けることでしょう。それだけ国家資格の医師免許は信頼されていて疑うことはしない方が多いのです。


 周囲の方も、ご本人が痛みを必死にこらえて頑張っても効果がないと思ったら別の方法を検討するようにアドバイスをお願いします。予防は症状の無いときにすることであって、痛みが出てから行うのが治療です。両者を間違えてはいけません。

なおこの内容は全ての方の結果をお約束するものではありません。

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対応症状:腰痛・重症腰痛・反り腰・ぎっくり腰・坐骨神経痛・膝痛・肩痛・産後骨盤矯正・ハイアーチ・椎間板ヘルニア ・首痛

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