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仰向けで足を組む

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仰向けに寝た時に足を組むことがありますね。実はこれも腰痛の原因になっています。

(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。)

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大腿骨の骨頭(大転子)の微妙な角度のなせる業で、通常は歩行を絶妙に助けているのですが、仰向けになった場合には逆に悪い作用を及ぼす場合があります。



足を組んで寝た時に上方の足は外側に回転する力が働きます。
大腿骨が外回転をしたときには大転子(大腿骨の骨頭)の角度の働きにより骨盤が後方に傾く作用があります。

もともと仰向けで寝た時の骨盤は後方へと傾きますので、相乗効果のために後傾が強まります。
このときに骨盤が後に傾くのが腰痛の始まりです。

更に左右どちらかが後傾している場合は、身体は同じ側にねじれますので背骨の湾曲も複雑なものになります。

 
大腿骨骨頭の角度はもともとは四足歩行の時に骨盤の形状に合わせて形成されてきたのもですが、二足歩行に転用している為のミスマッチと言えます。
四足歩行の動物が仰向けに寝ることは殆どありません。
生物の一番の弱点のお腹をさらけ出すことは本能的にしないからです。

しかし危険を取り去ったために四足歩行以外の体勢が可能になり、その結果として不具合を起こしたものです。


仰向け.jpg

ただすでに骨盤の形が悪くなっている場合(後方変位)、その形に合わせるために足を組みたくなる悪循環に陥
っています。
その場合は骨格矯正で悪循環を断ち切る必要があります。

(以下の部分を2020.10.20に加筆訂正しました)
私は常に技術の見直しを行っておりますが、この内容につきましても一部見解の見直しを行いました。
このページをアップした2017年5月時点では骨盤の変異について検証を行っている最中で、断定するだけの明確な症例数が不足していました。その後およそ3年半の時間をかけて、800例ほどの実績を根拠にこのほど記述を加筆訂正します。

背骨の一番下に位置する仙骨の左右両側に骨盤(腸骨)が位置していて、この三つの骨が連結した構造に下肢がつながっています。歩行・走行するときには体全体は捻じれ・しなりなどの動きを伴うことで滑らかな動きをしています。この動きを実現するのには仙腸関節(仙骨と腸骨の間の関節)もごくわずかではあっても動いています。
(一部には固定されたままなので動かないと主張する意見もありますが、死体を解剖しているために動くのを見たことがない、関節面の凹凸が仙腸関節・腸骨ともに符合していて固定されたものであるという根拠のようです。この一番基本になる事実を誤認しているために腰痛の八割は原因不明という誤った結論に至っているのではないかと思われます。)
この右変異に偏るのが何故なのかが解明できれば腰痛の更に詳しい原因が突き止められるのではないかと思います。

この仙腸関節の歪みが腰痛の正体で、関節の可動域の限界を超えた時がギックリ腰になります。
仙腸関節面は実に巧妙な角度で構成されていて身体の動きに合わせて斜めに動きます。頭頂部から見た骨盤は、身体の前部分が開き背面は閉じる八の字の形になっていて、関節部分で回転運動をすることで身体の滑らかな動きに貢献しています。
この関節は平面関節と言って両方の骨が平面で接しており、上下左右前後とかなり自由な動きが可能な関節です。
実はこの仙腸関節は後ろから見て、右方向に変異することが圧倒的に多くみられています。本来ですと左右ほぼ同じ割合になってもおかしくないのですが何らかの原因で同じ方向にしか変異していません。

2017年5月時点ではこのことに気が付いてはいたのですが本当にそう言い切っていいのか、症例が少なくその理由も明らかでないために記事内容には反映できませんでした。
症例数はその後800例ほど集まり、その中で逆の変異は3例だけでした。
しかしながらその理由を探してきたのですが未だに不明のままです。
利き手・利き足・利き目の問題も調査しましたが無関係と分かりました。
心臓の位置・肝臓の位置が関与している可能性もあるのですが、3例とも心臓は左・肝臓は右でした。
地球の自転の関係?・・・違いますよね。
どなたかこの問題に造詣の深い方、ヒントでも結構なのでアドバイスいただけましたら幸いです。
今現在の私の仮説は腸の蠕動運動の関与ですが参考になる文献にはいまだに巡り合っておりません。
ただ右変異に偏っているのは間違いのない事実です。

前置きが長くなりましたが、右方向に変異しているということは骨盤が前方の変異もしています。仰向けで足を組んだ場合骨盤は後方に動きますのでもともと前方変異がある骨盤は打ち消しあうことになります。
ところが左の骨盤は右変異が後方の動きになりますので、足を組んだ場合の後方の作用に加算されることになります。
つまり多くの方は右足を上で組むのはそれほどの影響はないものの、左足を上で組むのは腰痛を加速させることになります。
身体の使い方による影響はほかにもあって、それぞれがプラス・マイナスの喧嘩をしています。
多くの方はご自分の腰痛の原因に心当たりがないようですが、特に悪いことをしていなくてもこの程度のことで腰痛は進行するということです。

 

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人類は腰痛と引き換えに二足歩行を選んだ

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シリーズ「腰痛原因」

腰痛をひき起こす最大の原因は何といっても二足歩行につきます。両手を自由に使えるようになり、目線が高くな
りより広い範囲が見えるようになったのですが、代わりに腰痛の宿命を背負うことになりました。

(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。


走る.jpgのサムネイル画像
それに加えて様々な身体の使い方をすることで、そのズレに拍車をかけることになります。

このコーナーはまさにその部分の説明をさせていただく事になります。
長年にわたり骨格と向き合ってきた視点から、予防法をお伝えできたらと思います。

在宅勤務で腰痛を起こしている方へ

*緊急企画 新型コロナ肺炎に負けるな*

   (Jeff KlugiewiczによるPixabayからの画像 )

感染症の流行で在宅勤務や在宅時間が増えたことにより、腰痛を起す方が増えているようです。
ホームページの検索件数でも関連する内容が非常に多く読まれていて、問題を抱えている方が多いことが実感できます。
話を聞いてみると環境が必ずしも適していない場所で作業を長時間続けている場合が多いようなのです。

ご自宅に書斎などの事務用のスペースが確保できている方はそう多くないと思われます。
ダイニングテーブルやリビングルームのテーブル、炬燵の上などでの作業は短時間ならなんとかできても長時間続けることは体に大きなダメージを与えます。

ふさわしくない環境に体を合わせることで骨格には無理をさせることになり、やがて限界を超えた時に腰痛などの不具合を起こすことになります。
正しい姿勢で座ることはそのくらい大切で、腰痛は生活習慣によって引き起こされていると言っても過言ではありません。

もちろん椅子の座り方の問題なのですが、椅子の構造の問題、椅子と机の関係、ひじ掛けや背もたれの問題など多岐にわたる内容です。
そこでこれまでにまとめてきたデスクワークにおける座り方や椅子と机の考え方をご紹介します。

腰を痛めないために、これ以上悪化させないために抑えておきたいポイントは次のとおりです。
 
 低すぎる机・テーブルは注意が必要です 
https://www.youtuu-anjou.com/blog/entry/post-322/  
 
座るだけで腰痛になる椅子もあります   
https://www.youtuu-anjou.com/blog/entry/post-317/  
 
体に合わない椅子のひじ掛け    
https://www.youtuu-anjou.com/blog/entry/post-283/   
 
座椅子は使い方を間違えると腰痛の原因になります     
https://www.youtuu-anjou.com/blog/entry/post-194/  
 
ほとんどの女性がやっている横座り・お姉さん座り    
https://www.youtuu-anjou.com/blog/entry/post-192/index.php
 
 脚を組んで座る 
https://www.youtuu-anjou.com/blog/entry/post-178/
 
これらは予防として取り入れていただくもので、すでに痛みが出ている場合の治療効果は期待できません。
症状が深刻な場合はご来店いただき調整を行います。この時に骨格の特徴から見えてくる身体の使い方の問題点をご説明させていただきます。

もう一つ、誰にでも共通して当てはまる最強の腰痛対策があります。
それは、”歩くこと” です。
一般的には一日に10,000歩と言われていますが時間が取れるのであればもっと歩いてもいいでしょう。
目安としては1時間半くらいになると思いますがあまりこだわることもないと思います。
これは確かに効果があると思いますが、なかなか時間が取れないという方にお勧めの方法があります。
いつもの出勤時間を自宅の周辺を歩きそれから自宅勤務に移るのはどうですか。
自宅モードから勤務モードに気分を切り替えることで仕事の効率も上がります。
勤務終了も同じく自宅周辺を歩きましょう。
考え方としては、座る時間をできるだけ減らすことです。
よくない座り方をしている場合やすでに腰痛がある方は座るだけでゆがみは進行します。
軽い歪みのうちは軽い運動や歩くことで自然治癒力が働き修復が可能です。
ですからまとめてたくさん歩くよりも、30分~1時間おきに5分くらいの体を動かす時間も取り入れましょう。
ただしすでに痛みがある方は無理に体を動かすことは逆効果になり、かえって悪化させます。

(トレーニング・ストレッチ等)
その場合は手入れを優先しましょう。予防と手入れを混同してはいけません。
(この項目は4月19日・10月11日に加筆訂正しました)
 
お問い合わせは簡単なことでしたら電話でもお受けいたします。
0566-55-4508までどうぞ。
 
WEB予約をご利用ください。

当店は店内の除菌を念入りに行っております。
 


 


低すぎる机・テーブルは注意が必要です



椅子に座って仕事や勉強・食事をするときに、机やテーブルが低すぎるのは腰痛の原因になる場合があります。

(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。)

仕事や勉強・食事の時に机やテーブルが高い時には腕を上に上げるので何も問題はないのですが、低い時は問題があります。
字を書く・作業をするなどの時に机やテーブルに肘をつくことになりますが、高さがあっていない場合は背中を丸める・骨盤を左右どちらかに倒すなどをして肘の位置を無意識に低くすることになります。

多くの方が右利きのようですが、字を書く・鋏を使う・食事をするなどの動作で使い分けている左利きの方もおいでのようです。
この時に右利きの方は右の肘をつけることになるので上体を右に傾けて肘の位置を低くします。この姿勢が多くの方の腰痛を引き起こしています。
またパソコンの作業をするときにパソコンが机の奥にあってマウスやキーボードの操作をするために前かがみになる場合、右利きの方は骨盤が右に傾くことが多くなります。


1(1780443によるPixabayからの画像 )

特に激しい動きや悪い姿勢をしたつもりがないので「疲れ」で片づけることになりますが、詳しく調べるとそのような仕組みが見えてきます。
 
ではテーブルや机が低いのか遠いのか見極める方法ですが、骨盤を立てて背筋をのばして机・テーブルにできるだけ近づいて座ります。
その状態で机・テーブルに肘をついてみてください。またはマウスやキーボードに触ってみてください。
その時に背筋を伸ばしたままでいられれば問題はありませんが背中を丸めたり体を傾ける必要があるときは低すぎや遠すぎが疑われます。

机の高さは変えられないので椅子を低くすることや、机の上のレイアウトを変えてマウスやキーボードが近くなるようにしましょう。
何気ない小さな動作でも長時間にわたり毎日繰り返すことで、骨格はその動作に適した形に変形をします。それが骨格のゆがみなのです。
必要のない動作を無意識にしていてその結果が悪影響を及ぼすのであればその動作をやめるに越したことはありません。
 
ただ成長の早い児童が学習する環境は必ずしも良い状態で維持できるのかが疑問で、教育現場や家庭での環境整備が必要です。



座るだけで腰痛になる椅子もあります


 あなたの健康に夢中です
シリーズ「腰痛原因」

椅子の形によっては座るだけで腰痛を引き起こすものもあります。

(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。)

椅子に座るときには骨盤を立てて座るのがおすすめなのですが、それができないデザインのものがあります。
背もたれの下の部分が前に前に出ていて骨盤が立てられず、後ろに傾いてしまうものです。

(図の緑の〇の中の赤線の形です。)
本来であれば黄色の部分に仙骨・骨盤を奥まで入れて骨盤を立てるのですが、このタイプは逆の形を余儀なくされます。
骨盤の仕組みを理解しないメーカーが作っているのでしょうが、このタイプをけっこう多く見かけます。どんなに注意しても正しい座り方にはならない椅子です。

    (実際にはこんな感じです)

さらに背もたれのでっぱりのおかげでただでさえ骨盤が後傾になっているところに、背もたれにもたれかかることでさらに骨盤が後傾をします。
これがまさに腰痛の始まりなのです。
これは強力な “腰痛促進装置” と言わざるを得ません。

そこで、このような不健康椅子に座らざるを得ない時の対処法ですが、背もたれをあてにしないことに尽きます。
「そんなことしたら疲れるにきまってるだろう」というご心配の声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。
皆さん、立っているとき極端に疲れることがありますか。
腰が痛くなることが場合によってはありますが体力を消耗することはあまりないと思います。
座っているときの上半身も、立っているときと同じ形で背骨が体重を支えれば何一つ問題ははありません。
それが座ったときは後ろにもたれかかることを前提にするからいろいろな弊害が起こるのです。
基本的に背もたれは必要ありません。

大事なのは骨盤を立てて座ることで、その時に邪魔をする形状の椅子は誘導に従わないことが大切です。


体に合わない 椅子のひじ掛け


あなたの健康に夢中です
シリーズ「腰痛原因」

あまりにも当たり前のようについていて疑問を持たない存在の椅子のひじ掛け

(※人間の体の不具合には様々な原因が考えられますので、以下の内容はすべての方の結果をお約束するものではありません。)

これが体に合っていないと腰痛を引き起こします。
皆さんは椅子に座るときに骨盤の前後の角度にはかなり注意を払うようになってきていますが、左右の傾きは意識されていないのでは。

本当は体格に合わせてひじ掛けも高さを調節できればいいのですがそんな椅子にお目にかかったことがありません。
つまり大部分の方が合わない肘掛けの椅子を使っていることになります。


体に合わないとどうなるのかと言えば、ひじ掛けに肘を合わせる動作、つまり体を傾けることになります。↑↑↑↑
骨盤も背骨もは左右に歪みますが、その形はほかでもない「ぎっくり腰」の形なのです。合わせるのは骨盤と背骨をゆがませた「ぎっくり腰」の形を作ることになります。

ほとんどの椅子はひじ掛けの高さも計算したうえで作っていると思いますが、一番基本的な骨盤の仕組みに対する認識が不足しているため骨盤を後ろに倒す座り方で設計しているようです。
腰痛予防の観点からすると骨盤は立てて座るのが良いとされているのですが、それをするにはひじ掛けが低すぎることになり、高さを合わせるために骨盤と背中をゆがませた「ぎっくり腰」の形をとらざるを得ないのです。

Bauhutte(骨盤を立てるいすの座り方!3つのポイント)より引用
https://www.bauhutte.jp/bauhutte-life/correct-pelvis/

交通機関をはじめ世の中の既製品の椅子は、この間違った骨盤の認識を基に作られているようですので、以下の二点を理解してください。
①背もたれは使わない
  • (体重は背骨で支える。もたれかかる必要はない)
  • ②ひじ掛けが低すぎるときはその存在を無視する。
  •  
このことで骨盤を立て左右はまっすぐに座ることができ、腰痛の原因を排除できます。
立っている時の腰と背中と同じ状態で座るのが理想です。

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