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危険なウォーキング

近年の健康ブームということもあって中高年を中心に歩くことの重要性が見直されているようです。
日常の風景でも歩くということが日課になっていると思われる方をよく見かけます。

当店でもお客様には「痛みがなくなったら歩きましょう」と声をかけていて、健康管理の基本と位置付けています。
目標としては一日10000万歩、時間にして1時間半程度かと思われます。
もちろん体調にもよりますがそれ以上でも構いませんし、もっと少ない目標から始めて徐々にボリュームを上げていくのでも構いません。

ただしこれはあくまでも体調がいい方の場合で、明らかに腰や膝に重大なトラブルを抱え痛みに必死に耐えながら頑張っている方をお見掛けします。

誰かにアドバイスされたのかもしれませんが、その痛々しさは見るに堪えません。



Leopold BöttcherによるPixabayからの画像) 

腰痛・ひざ痛の治療現場ではごく普通に指示されているようですし、Webを見ても当たり前のようにそのような
内容が氾濫しています。筋肉量が不足しているから増やしなさいという理由からのようですがそもそもそんなに筋肉量が不足している人は多くはありません。

原因に占める筋肉量の不足は優先順位ではずっと下の方と思われます。

そんなことよりも体の使い方に注意する方が重要です。
痛みがあるということはそこに異変が起きているということで、我慢をしながらその行動を続けるのは更なる悪化をもたらします。

悪化した腰痛と股関節痛・膝痛はセットのようなもので、やがて修復の利かないレベルまで到達します。
体を動かして痛いということは、その部分の症状が悪化していると判断していいと思います。

この場合の悪い症状とは、ごくまれには内科的な病気の場合を除いては骨格の異常(関節の変形)の場合がほとんどです。
特に体幹(首・背中・骨盤・股関節・膝・足首)は常に体重による負荷にさらされながら動いています。
異常のない関節であれば体重を受け止めて支えていますが、変形した関節にかかった体重は変形を拡大する動きに変換されますので日常生活のほとんどのシーンで変形が進行することになります。

この時に関節の周辺組織(関節包・靱帯・筋肉)は骨格を補う働きをしますが、限界を超えるとやがて炎症を起こし痛みを覚えることになります。
(この部分に関してはエビデンス・科学的な根拠がありません。それはエビデンスを行う医療機関が腰痛の八割は
原因不明というスタンスをとっており、検証できる環境ではないためです。ですのであくまでも私個人の意見とご理解ください。)

つまり痛みを我慢して体を動かすことは、決して問題の解決にはならないばかりか悪化の一途をたどることになります。
おそらく大部分の方はほんのわずかでも快方に向かったという実感のないままにその運動を続けておられると思います。
それどころか、半年前や1年前と比べて間違いなく悪い方に進行していませんか。

ストレッチやトレーニングなどはあくまでも予防法であって、身体の状態が良いときに行うものです。
痛みが出るなどの万全ではないときには予防ではなく、手入れをするのが大切です。

無理をしたツケは大きいですよ。



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