HOME > ブログ > 腰痛 > 36年にわたる腰痛との戦いについに勝利した方の話です

ブログ

< Prev  |  一覧へ戻る  |  Next >

36年にわたる腰痛との戦いについに勝利した方の話です

初回の施術後に多くの方が「もっと早く来ればよかった」と仰ることから分かるように、重症の腰痛にも対応しています。何十年という時間の間には実にいろいろな体の使い方をしていて、骨格の症状も実に入り組んでいます。痛みの原因は何か所もあってそれらがお互いに作用しあっています。まるでパズルを解くように仮説・試行錯誤の連続をして、わずかな可能性を見つけての繰り返しです。

 

 これまでに多くの症例に関わってきた蓄積があって幅広い視点から考察を進めていますので、簡単に打つ手が無くなることがありません。構造の問題なのか、生活習慣の問題なのか、骨格に病変があるのかなどを見ていきます。


 2020年10月からお越しいただいているある男性の方、先日のご来店で63回目のご来店でした。初来店時にお持ちいただいたメモを見返してみるとそれまでの腰痛との戦いがいかに過酷であったかがよくわかります。36年前に椎間板ヘルニアの診断を受けて以来、辛くなると鍼や整体院を利用していたようです。


 椎間板ヘルニアと坐骨神経痛の両方の症状がありその他股関節痛(鼠径部)、足底筋膜炎のほか多くの種類の腰の痛みがあって慢性的に腰が伸びていない状態でした。それに対してご本人はウォーキングやストレッチなどを積極的に取り入れて改善のための努力を惜しまない方でした。仕事で重量物を持つ方でその時も激しい痛みが伴っていたそうです。骨盤と脊柱は歪んで可動性が減少している状態で、骨格の歪みによって体が動いているなど極めて深刻でした。つまり動くたびに体が痛いし、何もしなくても痛い状態です。


 やはり36年間適切な処置が受けられなかった結果行くところまで行ったようで、もちろん鎮痛剤は強力なものの最大量を処方されていました。このようなケースの場合利用頻度は週に2〜3回のペースで濃密な施術でスタートするのですが、経済的な問題で2週間に1回の来店です。全身が癒着していて引きはがす施術からスタートするのですが、必死で取り組むストレッチとウォーキングがオーバーワークになっていて悪化しているようです。それをやめてもらうように説得するのに時間がかかりました。


 適切とは言えない施術間隔でゆっくりした進行でしたが、来店の度に楽になっていくことからこれまで継続していただけました。この所所いい状態が続いていたのですが、先日の来店では非常に柔軟になっていてご本人も楽になっているようでした。少し前からウオーキングを開始してもらっていてその効果もあるようで、その方にとって何が必要なのかを考えた施術とも言えます。

なおこの内容は全ての方の結果をお約束するものではありません。

 

カテゴリ:

< Prev  |  一覧へ戻る  |  Next >

同じカテゴリの記事

黙って座ればピタリと治ると言う訳ではありません


店の施術はお客様と様々なやり取りをしながら進めていきます。毎回痛みの場所・どんな痛みなのか・痛みのタイミング・痛いときの姿勢・痛くなったいきさつなどをお聞きして、その他に骨格の状態を見て痛みの有無を確かめるのです。普段は感じていない痛みは主訴になりませんが、実はそのように奥に潜んでいる異常が少なくはなく、それを見過ごすことで回復が遅くなったりすぐに再発をくりかえすことになります。


 どれだけ細部の異常を検出できるかの問題なのですが、着衣の上から皮膚・筋肉・脂肪層を通して骨格の異常を探ることは熟練が必要です。例えば施術を進めてゆき、効果の感じ方をお聞きした内容によっては決して満足できていない雰囲気を察知します。あくまでも勘に過ぎないのですがこれが意外によく当たります。それというのも歪みには規則性があって、どこかの歪みは必ずそれを補正する反対の歪みができますのである程度経験則で進めてゆきます。


 日常生活では違和感や痛みを感じていない場合でも、歪みがあって修正をするときに痛みを伴うことがあります。これは体が歪みに馴染んでいて実際には痛いはずなのに痛みを認識していないのです。修正するときの痛みを放置せずに、動きの悪さや硬さなどをご本人に確認しながら修正を続けるうちにその部分の感覚がよみがえってくることも多くあります。普段は無視していた感覚が実は重要なサインであることに気づかされるのです。


 当店の施術はこのように全てお任せで完了するわけではなく、身体の状態を説明するところから始まり、痛みを感じていないが問題のある部分を指摘して意識を向けてもらい、その都度施術の進行具合をお互いに確認しながら進める対話型の施術といっても差し支えありません。

なおこの内容は全ての方の結果をお約束するものではありません。

 

多くの苛酷な症状の始まりはギックリ腰にある

 腰痛には大きく分けて二つの段階があるように思います。何となく腰が痛いと思い始めてからしばらくの間、ともすれば痛みを忘れてしまうのだけれどたまに気になる平穏な毎日。この段階ではまだ誰もこの後自分が本格的に腰痛で苦しむことになるとは思っていないのです。この時期が小学生あたりで終わる方もいますし、成人してなおしばらくこの状態でいられる方もいます。その差は生活習慣やお使いの家具・寝具、スポーツや仕事などの激しい体の使い方などにより違ってきますが、この時期に正しい体の使い方を身に着けていればかなりの部分防げることではないかと思います。


 そんなある日、突然の変化が訪れることで次の段階になるのですが、魔女の一撃とも呼ばれるギックリ腰に襲われるのです。それまでと同じようにかすかな痛みだったのが、何かが爆発したような痛みが全身を支配して身体も動きを止めてしまいます。今までできたことがほとんど何もできなくなり、周りの景色が一変します。中にはこの時点で椎間板ヘルニアや坐骨神経痛を併発することもあります。

 しかもそのような生活がすぐに終わるわけではなく、強弱を繰り返しながら延々と続き、忘れたころにまたギックリ腰を起こします。よくみなさんは「ギックリ腰は癖になる」とおっしゃいますが、これは正確ではありません。骨盤と仙骨の関節(仙腸関節)が自然治癒力の働かないところまで歪んでいるためにいつまでたっても正しい形に戻っていないのです。いびつな形の関節は体重を正しく処理できないために歪みを拡大する傾向があるのです。


 関節や周辺の組織が悪い形に馴染んでしまって痛みを感じなくなったことにより治ったと思われがちですが、治ったのではなく馴染んでいるだけなのです。その証拠に、体が硬くなった気がしませんか。太ももの硬さや重さはありませんか。それが骨盤が歪んで背骨も歪んでいることで起きる神経障害なのです。つまり次のギックリ腰までのカウントダウンととらえても良く、明日かもしれないし三年後かも知れません。


 ギックリ腰はくりかえす度に重症化をすることが多く、痛みの強さも症状が収まるまでの時間も長くなる傾向があります。一か月や二か月の間寝たきりだったなどということも少なくありません。その間の痛みには椎間板ヘルニアや坐骨神経痛が起きていて腰の痛みに追い打ちをかけています。ここまでに至るには10年から20年程度はかかっていると思われますが、絶え間ない痛みとギックリ腰の再発におびえながらの生活だと思います。

 我慢強いのは美徳ではありません。我慢をしている間にさらに重症化に向かっているとしたらそれはしてはいけないことです。いちばん理想的なのは最初のギックリ腰を発症させないことで軽い痛みのうちに手入れをしておくことが大切です。

 

大型の連休の前に腰の手入れを

 昨年、一昨年と行動を制限されてきたこの夏休みを目前にしていろいろと計画に余念がない方もおいでの事と思いますが、もう一つ大切なことを忘れないでください。

 例年夏休みの後半あたりからギックリ腰に見舞われて駆け込んでくる方が急増します。帰郷や旅行、趣味やレジャーと外出の機会が増える一方で、ご自宅でのんびりと過ごす方も多いのではないでしょうか。しかしこのどちらの場合も腰を痛める原因となっていて、予定の変更を余儀なくされることとなります。

 その多くが日ごろから腰の痛みを抱えてきて、何とか乗り切ってきた方が普段と違った行動を起こしたことで一気に腰痛が悪化する例です。あまり歩かない生活をしていた方が長い距離を歩いたり、航空機や電車・乗用車での移動、久しぶりのスポーツなどをしているうちに違和感を覚え、ついに動けなくなることも。これは骨盤をはじめとした骨格がなれない体の使い方に耐えられなくなったようです。

 また、家でのんびりと過ごすのも思いのほか腰痛を引き起こします。寝ているか座ってテレビやビデオを見ているうちに、痛みに耐えられなくなったりもします。不適切な姿勢で座る時間が長くなると骨盤の歪みは一気に拡大します。痛みに気が付いたころには次第に強くなっていき、そのうちに身体がまっすぐに伸びなくなります。一週間程度の時間をかけての事ですが骨盤の形は突然のギックリと同じ形になっています。

 これは普段と同じ生活なら何とか持ちこたえていたところが、全く違う行動パターンになったために耐え切れなくなったものと考えられます。これがこの時期のギックリ腰の特徴といえますので、心当たりのある方は事前に骨格矯正を受けておくと安心です。久しぶりの夏休みを満喫していただくための腰痛のワクチンは骨格矯正です。

 

 

一般的な腰痛対策は痛みをごまかすだけのものが多い

 腰痛対策は大きく分けて痛みを解消するのが目的のものと、痛みの原因を解消するのが目的のものとがあります。前者は鎮痛剤や湿布の効力を高めより強い鎮痛効果の薬剤を開発し、脳や神経細胞まで研究して痛みを押さえ込む方向性を追求しています。これらはより強力な薬剤を使用しますので、人体には計り知れない負担を強いるものと考えられます。これは対症療法と呼ばれていて、現代の医療が投薬と手術が柱になっているその一環と思われます。

 これに対して痛みの原因までさかのぼって根本から解決しようという方法があります。痛みというのは体のどこかに異常があるサインなので手入れが必要ですが、それをしないでいたら身体の異常は次第に大きくなっていきます。身体の痛みを参考にして根本原因を修復するという考え方で、体に異常があれば積極的に手入れを行います。さらに予防にまで踏み込んで未病のうちに芽を摘み取ってしまうこともあります。


 腰痛の裏側に重篤な症状が潜んでいる可能性も否定できませんのでご心配であれば医療機関を受診していただくのもいいのですが、それから先は痛みを抑えることに集中すると思われます。中には温める・牽引する・電気を流すなども行うこともあるようです。それで効果を実感できる方はいいのですが、不満を抱えたままで続けていくことはお勧めできません。


 それらの“治療“が必ずしも根本原因を対象としているわけではなく、最初にも述べた痛みを誤魔化すことに主眼を置いているからです。その場限りのごまかしを繰り返している間に痛みを起こしている身体の異変は悪化を続けています。使用する薬剤は次第に強力なものになっていきやがて効果がなくなった時に手術を勧められます。その手術も苦痛を緩和するだけが目的ですので症状を完治するわけではなく、時として別の更なる不具合のもとにもなります。しかしこの時点では他に選択肢は残されていない事が多く、より苦痛が少ない方を選ぶだけの選択になるようです。

日々の選択には重要な意味があって安易な選択は取り返しのつかない結果をもたらす可能性があります。

なおこの内容は全ての方の結果をお約束するものではありません。

 

左右の骨盤を比べてみると、左の仙腸関節が右よりも悪い

腰痛の状態を一言でいうと仙腸関節の変形なのですが、その仙腸関節にも左右の関節で歪み方の強弱に差があります。左右が同じ程度で歪んでいることは稀で、左の仙腸関節が強い歪み方をしており左右差は2:1~3:1程度になるようです。(当店調べによる)つまり左の仙腸関節が主導して変形を起こしていることが多いようで、重症の期間が長かった方に多く見られる状態です。それは左の関節の可動性が悪くなっていて右に比べてみて動いていないのが多いことでわかります。しかしその理由については分かっていません。ただこれに関しては骨盤の歪む方向が身体の右方向に歪むことがほぼ100%であることと関係があるのではないかと思われます。


 これは骨盤が歪む理由に当たりますので、この問題が解決できれば腰痛の予防という問題で飛躍的な進歩になると考えています。

例えば歩く姿勢を後ろから見ても、左の股関節を中心に回転運動をしていて右半身が振り回されている方をよく見かけます。これは左の仙腸関節がきちんと動いていないことを意味しています。女性の方からスカートが回るという声を聴きますが、おそらくこのことが関係していると思われます。


 ではこのことによってどんなことが身体に起きているのか、いくつかをご紹介します。まず歩く時に一歩の歩幅が、右足は仙腸関節からの長さになりますが左足は股関節からの長さになりそれだけで約10センチほど短くなります。ですから一生懸命に歩いても歩くのが遅くなり、大殿筋が使えないのでハムストリングス筋を酷使することになり疲れやすくなります。この時ご本人は体力の衰えと「歳かな?」という諦めを口にするのでしょうが、諦めるのはそんなわけでまだ早いのです。


 もう一つ典型的な症状は、腰から太もも・ふくらはぎの筋肉の張り・痛みが挙げられます。左の仙腸関節がそれだけ左の仙腸関節がそれだけ固まってしまうということは骨盤の歪みがかなり進行していることになり、背骨の歪みも相応に大きくなっています。その結果右太ももの裏側〜ふくらはぎ・かかとまでの痛み・痺れと、左太ももの後ろ以外の痛み・痺れが起きている可能性があります。これらは椎間板ヘルニアと坐骨神経痛が起きていて軽いときは重だるさで済んでいることもあります。激しい痛みで歩けないなど生活にも支障をきたすことがあります。


 脊柱の歪みは肩と首にまで及んでいますので、首の痛み・頭痛・めまい・吐き気・肩こり・肩の痛みなどを引き起こす場合もあります。また全身の臓器の神経障害の引き金にもなりますので原因不明の疾患に悩まされることもあります。


 人間の身体は精密にできている分、どこかが調子を落とすと他の部分に波及することもあるので、不調を感じた時は手入れをしておくのが無難です。当店はこのように念入りな施術を特徴としていますが、その場の痛みが取れればいいというリクエストにもお答えしています。

 

このページのトップへ