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ギックリ腰とは捻挫や椎間板損傷?


日本整形外科学会ホームページより ギックリ腰とは

「痛みの原因はさまざまで、腰の中の動く部分(関節)や軟骨(椎間板)に許容以上の力がかかってけがしたような状態(捻挫、椎間板損傷)、腰を支える筋肉やすじ(腱、靱帯)などの柔らかい組織(軟部組織)の損傷などが多いと考えられます。」


と記されているのですが、どうしても関節周辺の組織の損傷にしたいようですが当店のお客様で激しい仕事やスポーツでギックリ腰になった方はほとんどいません。大部分の方は特に激しくはない普通の生活でギックリ腰を起こしています。少し前にかがんだ時や軽くひねった時、座った姿勢から立ち上がるときなどなにげない動作での事がほとんどなのです。


人間の身体の背骨は生理的湾曲というS字カーブが自然に備わっていて身体を動かしたときの衝撃を脊柱全体で和らげる働きをしています。しかも関節組織は柔軟性のあるものなので日常生活の時に特に激しくない動きでは損傷することは考えられません。


なぜこんな面倒くさいことを言ってるのかというと、原因を間違うことでその対処方法が変わってくるからなのです。


「何らかの理由で」関節組織が損傷したのであれば、そのような動きをしないで安静にしていればやがてその組織は回復してきますので治るでしょう。しかしその多くが1か月や2か月も寝たきりになったり休職を強いられたりしています。そのあとも重苦しい痛みが取れない方が少なくありません。関節組織ってそんなに治りにくいものなのでしょうか。


当店での様子を書きますが、ギックリ腰で来店の方の多くは5回程度で安定しています。最初の数回で痛みもほとんどなくなり普通の生活が送れるようになっていきますがこの差は歴然としています。安静にする必要はないし損傷した関節の周辺組織の治療のために注射や消炎鎮痛剤を処方することもありません。やることは骨格矯正だけです。

つまりギックリ腰は関節組織の損傷などではなく骨格の異常です。


このあたりの原因をどう考えるかで安静にして1か月〜2か月痛いままなのか、骨格矯正で数回の施術なのかの違いになります。

 

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冬のギックリ腰

  Oleksandr PidvalnyiによるPixabayからの画像
気温の低下とともに増加するのがギックリ腰とそれに伴って起きる坐骨神経痛です。

原因は二通り考えられて、まずその一つは気温が高いときには骨格の歪みが進行していても筋肉が柔軟であるために歪みを吸収して自然治癒力が発揮されます。 少しくらいの歪みでは自然に収まってしまうのですが、寒くなってくると筋肉は硬くなって骨格が歪みやすくなるので悪化しやすくなります。


もう一つの原因として考えられるのが、部屋の暖房の問題です。

部屋全体を温めている場合は問題がないのですが、炬燵を使っている場合はなかなか出る事が億劫になり家庭内での運動量が不足してきます。この座りっぱなしの態勢が非常によくありません。さらに炬燵は足は温かいですが肝心の腰回りは冷たいままですのでご本人が感じているよりはるかに冷えています。

さらに炬燵で寝てしまう方もいると思いますが硬い床で寝ることになり寝具に比べると体にはかなり負担が大きくなります。


この冷たいままで座りっぱなしというのが重症の腰痛の引き金になり、それがさらにすすむことで ギックリ腰になります。そしてこのことは誰にでも起こりうることです。


残念ながらギックリ腰を発症した場合はまず体全体を温めることが大切です。

次に安静ではなくゆっくりでかまわないので歩き回ることを心がけてください。


やってはいけないことはストレッチなどの強い動きと、座りっぱなしや寝たきりの安静です。

それと何より確実な骨格のリセット(骨格矯正)をして骨盤をアクティブにしておくのがお勧めです。

 

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ギックリ腰を予防しよう


毎年この時期になるとこの内容を書きますが今年も書きます。
特にこの夏は厳しい暑さが続き体力を消耗している方が多いと思われます。水分の補給量が多くなりその結果食欲が減少、のど越しのいい麺類などで何とか乗り切った方も多いのではないでしょうか。そして気温が下がり始めたこれからその反動が訪れます。


麺類などの炭水化物中心の食事ではタンパク質はどうしても不足します。小麦にもタンパク質は含まれますが動物性たんぱく質に比べると十分とは言えません。さらに日本人は小麦のたんぱく質のグルテンの消化が苦手のようですのでさらに不足します。


この状態が数か月続いた時に体は、不足したたんぱく質をやりくりするために自分の身体の筋肉を分解して身体の維持に回します。筋肉量が減っていることで体幹を支える力も衰えていて、何かの作業をするときも力が抜けたような状況になります。そして骨格を歪みから守る能力も低下していてなにげない動作で腰痛が悪化します。少ない筋力で頑張って作業をするために無理をすることもあるかもしれません。


その様な体の状態に加えて気温が下がってくると筋肉は硬くなりますから、柔軟性がなくなり少しの事で腰痛は悪化、、限界を超えた骨格の歪みはギックリ腰へと進行します。


そんな事態を回避するためにも、これからの時期は積極的に動物性たんぱくを摂取すると同時にビタミンCでアミノ酸が筋肉に生成されるのを促進しましょう。


さらに骨格の歪みが限界に達する前に骨格矯正を行い不測の事態を予防することが大切です。ギックリ腰は予防しましょう。

 

ギックリ腰の時にやってはいけない事 ふたつ


ギックリ腰の時にやってはいけない事 ふたつあります

普段からお客様と接していて、どうも皆さんは誤った情報で振り回されているように感じます。これをやるからかえって回復が遅くなっているのかもしれません。

その①

ギックリ腰の時は安静にしている…という誤解。

医療機関ではこのように案内しているようですが、これは回復を遅らせる結果になります。ギックリ腰というのは骨盤と仙骨の位置が悪くなっている(関節が歪んでいる)ために関節が思うように動きません。ただでさえ動きが悪くなっている仙腸関節を安静にして、座る・寝るなどをしているとますます動きを悪くする結果になります。たまに一か月から二か月の間寝たきりになったなどという話を聞きますが、おそらくそのような理由によるものと思われます。ではどうすればいいのか?

特別なことをする必要はありません。

ゆっくりでいいから、歩き回ることに尽きます。

歪んで動きが悪くなっている仙腸関節(骨盤と仙骨の間の関節)をゆっくりと”ゆする”感覚で動かして自然治癒力を引き出します。同時に同じ理由で背骨もゆすることで可動性を引き出します。いちばん確かなのは骨格矯正をすることなのですが、それができないときはゆっくりと歩き回るのが次善の策です。ただし回復を急ぐあまり早足になるとオーバーワークとなり逆に悪化します。焦らずゆっくりと、が秘訣です。


その②

ギックリ腰はストレッチ!

ストレッチは筋肉を柔軟にするのが目的ですが、腰痛(特にぎっくり腰は)骨格の歪み・関節の変形が原因で身体が動かなくなっています。その動かない関節を無理やりにストレッチで動かすことでさらに関節の変形を進めてしまいます。一生懸命に早くよくなろうと努力するその姿勢は高く評価しますが、その努力の方向を間違ってはいけません。

ではどうすればいいの?

できることはただ一つ。①の歩き回ることです。

つまり、焦らずに少しずつ体を動かすのが回復の近道という事です。

もっと近道は骨格矯正です。

 

まもなく開業12年になります


カイロイズム腰痛バスター安城はこの10月で開業12年を迎えます。開業して5年以内に80%は廃業すると言われているこの業界でここまでやってくることができたのも、多くの皆様の温かいご支援によるものと感謝しております。

毎日が真剣勝負の連続で何度かの廃業の危機も乗り越え、技術的に行き詰まったこともあったり、決して平たんな道のりではありませんでした。それでも一人また一人と私を必要としてくださる方が増えてきて、引くに引けない状態になったためもあります。

研修も十分に行い技術的には不足はない自信もあり満を持して開業はしてみたものの、実際にお客さまに接してみると経験したこともないような症状の方の連続で、愕然としたことを今でも思い出します。

その都度、症状の克服法を追求してきた結果、ギックリ腰・坐骨神経痛・反り腰・四十肩・膝痛・ハイアーチなど多くの症状に対応できるようになりました。これらの症状を一人の人が同時に患っていることは珍しくなく、その発生の経過をたどり順番に対処してゆきます。

とはいってもその様な方々が数十年の長きにわたり苦しみぬいた骨格は、関節自体が変質して硬くなっていて骨格矯正を受け付けない共通点があります。骨盤のみならず脊柱にも随所にその癒着が見られ、一つ一つを丹念に軟化させるリハビリの行程をこなすことになり、骨格矯正の前処理と言えて来店いただく回数も格段に増えます。

今当店で全面的に取り組んでいるのがこの硬さの問題で、完全に癒合する前であれば何とかもっと簡単に分離・軟化する方法がないのか を模索しています。


あと一つ解決できない問題があって、ここ数年様々に思いを巡らしています。

かなり早い段階から、骨盤の歪みがほぼすべての方で同じ方向に偏っていることが分かっていました。本来であれば左右が同じ比率でゆがんでいてもおかしくないはずですが決してそうではないのです。左右の骨盤とも右足の方向に歪むことで全身の骨格の歪みが引き起こされていて、そうさせている理由の説明がつかないのです。もしこの機序が解明できればもっと腰痛を抑え込むことができるかもしれません。

個人的に仮説を立てていて

①北半球に生活をする我々には地球の自転の関係で常に反時計回りの力が加わっていて、そのために骨盤は反時計回りの変位を起こしている。(コリオリの力)

このことを検証するには南半球の人類の骨盤がどちらに変位しているのかのデータをとればいいのですが、あいにくその術がありません。

②言語脳の左半球は右半球に比べて発達しているため、右半身の動きが活発になりそのため骨盤が右方向に歪む。

③大腸の蠕動運動は右下から始まり上行して左に横行して、最後に下降するのですが、この動きは骨盤を引き寄せることで生まれているために反作用で骨盤が歪む。


などの仮説を立てています。

どなたかこれらに関しての知見をお持ちの方がおいでになったらご教授いただけたら幸いです。

 

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